ライバルは”MSN”と”BBC”!? 浦和の「KLMトリオ」が初のそろい踏みで仙台に快勝

後半に爆発した前線3人 古巣からゴールの武藤は本人直伝の「LOVEポーズ」を披露

 浦和が攻撃ユニット「KLM」のそろい踏みで快勝した。16日の浦和レッズ対ベガルタ仙台の一戦は、浦和が3-1で勝利した。MF李忠成、FW興梠慎三と続いたゴールを後半締めくくったのは、古巣対決となるMF武藤雄樹だった。ゴール後には、親交のあるプロレスラー武藤敬司選手の「LOVEポーズ」も披露した。

 武藤のゴールシーンは後半31分だった。左サイドから途中出場のMF梅崎司が「中に2人フリーでいるのが見えた」と右足でクロスを上げると、ボールの先にいた武藤がヘディングで叩きこんだ。2-1から3-1と2点差に広げ、試合の行方を決定づけるゴールだったこともあり、ゴール後は喜びを爆発させた。DF槙野智章、DF森脇良太、MF李とともにタッチライン際に陣取ると、武藤を中心に決めポーズの「LOVEポーズ」を披露。槙野はピッチ脇のドリンクを口に含み、“ザ・グレート・マキ”とばかりに「毒霧パフォーマンス」も見せた。

 今月6日に、サッカー選手の武藤はプロレスラー武藤選手の招待を受け、リング脇でプロレスを観戦。その際に、花束を贈呈してポーズの指の出し方について「ここが硬いんだよなあ」と、柔らかみを持たせるレクチャーを受けていた。それを早速、この日のパフォーマンスに生かす形になった。

「(指の形など)完璧だったんじゃないですか? 僕は本当に意識しましたからね。みんなでやった方が良いと思うし、僕のゴールを喜んでくれるのも嬉しいです。サポーターの皆さんは僕にゴールを望んでいると思うので、それに応えるのもプロですから」

 このゴールで、武藤にとっては昨季のホーム仙台戦に続き古巣対決での2試合連続ゴールになった。相手ゴールを守ったGK石川慧とは、2011年に仙台で同期入団。「一緒に寮で頑張ろうなと話していたので、先輩としてゴールを決められて良かった」と笑顔だった。試合後には仙台サポーターの下へ挨拶に向かい、大きな拍手も受けていた。

 

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