WBAに完全移籍したMF、古巣対戦での“欠場合意”が波紋 プレミアリーグが調査へ
今冬にWBAへ完全移籍したMFスノッドグラス、古巣ウェストハム戦での出場制限が存在
イングランド1部プレミアリーグは今冬にウェストハムからウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)へ完全移籍したスコットランド代表MFロバート・スノッドグラスとの契約について調査に乗り出すと、英メディアが一斉に報じている。同選手を古巣との試合に出場させないことで合意していたが、これがリーグの規定に反する可能性があるようだ。
2017年からウェストハムでプレーしてきたスノッドグラスは、今冬の移籍市場でWBAへ移籍。22年6月末までの1年半契約を結んだ。16日のプレミアリーグ第19節ウォルバーハンプトン戦(3-2)では、新天地で早速先発フル出場していた。
しかし、古巣対戦となった19日のウェストハム戦(1-2)では一転し、スノッドグラスはベンチ外となった。英公共放送「BBC」によれば、試合後にWBAを率いるサム・アラダイス監督はウェストハム戦でスノッドグラスを起用させないという合意があったうえで移籍が決まっていたことを明かした。
しかし、プレミアリーグの規則では完全移籍した選手の起用を制限することはルール違反とされているため、これが波紋を呼んでいる。
期限付き移籍の場合は所属元クラブとの試合出場に制限を適用することは可能だが、プレミアリーグの規則第7条では「いかなるクラブも、その契約の他の当事者がリーグ戦における方針やチームのパフォーマンスに影響を与える能力を獲得する契約を結んではならない」と定められており、今回のスノッドグラスのケースはこの規則に抵触する可能性があるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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