「カンフーマスターと証明」 “超人”イブラヒモビッチ、華麗な“回し蹴りパス”に海外賛辞

10試合ぶりの出場となったACミランFWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
10試合ぶりの出場となったACミランFWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

カリアリ戦で復活の2ゴール、前半にはアクロバティックなパスでチャンスを演出

 ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間18日に行われたセリエA第18節カリアリ戦(2-0)で10試合ぶりに先発出場を果たし、PKを含む2得点を決めて勝利に貢献した。負傷からの完全復活を印象づけたなか、試合中に見せた美技に海外メディアが注目し、「カンフーマスター」「不老スキル」と賛辞を送っている。

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 イブラヒモビッチは今季セリエA第8節(6試合出場)までに10得点を決め、自身が所属していた2010-11シーズン以来のリーグ制覇に突き進む名門ミランを力強く牽引。ハムストリングの負傷で昨年11月末に戦線離脱し、そこから8試合を欠場したが、今月9日の第17節トリノ戦(2-0)で復帰していた。

 カリアリ戦では実に10試合ぶりの先発起用となったが、前半7分にPKで、後半7分にはこの日2点目を奪い、いきなりの2ゴールでチームを勝利に導いた。負傷や39歳という年齢の影響を感じさせないイブラヒモビッチだが、ゴールシーン以外でも“魅せていた”。

 前半17分、右サイド後方からのロングパスを21歳のノルウェー代表FWイェンス・ペッター・ハウゲがヘディングで後方のイブラヒモビッチに落とすと、39歳のカリスマは右足でボールを一度浮かせて右回りに回転。そのまま右足を高く上げる後ろ回し蹴りのような形で左サイドにフリーで開いていたポルトガル人DFディオゴ・ダロトに絶妙なパスを通した。

 この軽快なプレーに海外メディアも驚きを見せており、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「ズラタン・イブラヒモビッチは39歳かもしれないが、彼のトレードマークである弾力性は年齢によって低下する兆候を示していない」と記したうえで、「とんでもないバックヒールボレーパスによって、彼がまだサッカー界のカンフーマスターであることを証明している」と綴った。

 また英メディア「スポーツ・バイブル」も「ズラタン・イブラヒモビッチは驚くべきスピンとノールックパスで不老スキルを披露」と見出しを打ち、「センセーショナルな光景」と称えるなど、39歳とは思えないプレーでゴールを量産し、美技を披露する超人ストライカーの姿に脱帽していた。

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