久保は「ファンタスティック」 ヘタフェ監督、新戦力2人を称賛「クオリティーの高さを…」
ボルダラス監督がウエスカ戦前日の記者会見で久保とアレニャに言及
日本代表MF久保建英は、今冬の移籍市場でヘタフェに期限付き移籍を果たし、現地時間11日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節エルチェ戦(3-1)でぶっつけ本番ながら2得点に絡む新天地デビューを果たした。20日の次節ウエスカ戦を前に、チームを率いるホセ・ボルダラス監督が記者会見し、久保と同じタイミングでバルセロナから獲得したMFカルレス・アレニャとともに、「チームの大きな助けになる」と語っている。
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2019年夏にJリーグのFC東京からスペインの名門レアル・マドリードに加入した久保は、1年目をマジョルカで過ごし、昨夏に強豪ビジャレアルへ期限付き移籍。しかし、ウナイ・エメリ監督の下で思うように出場機会を得られず、今年1月8日にレンタル打ち切りを発表、同時にヘタフェへの“再レンタル”が決定した。そして合流直後のエルチェ戦では、大雪の影響もあって練習に一度も参加できないまま途中出場し、2ゴールに絡む鮮烈なデビューを飾った。
20日に日本代表FW岡崎慎司が所属するウエスカとのホームゲームを控えるなか、ボルダラス監督が記者会見に出席。報道陣からは、リーグ下位に低迷する状況で獲得した久保とアレニャに関する質問が投げかけられた。
2選手がチームにもたらすものは何かと問われたボルダラス監督は、「彼らはプレーでとても良いものを持ち、良い形で試合の流れを読む選手たち」と切り出したうえで、「クボのような選手は1対1にとても強い」と評価。「彼らは我々にクオリティーの高さやラストパスをもたらすことができる選手で、とても大きな意欲とともにやって来ている。彼らは複数のポジションでプレーでき、チームの大きな助けになる」と、チャンスメーカーとしての活躍とチームの戦術の幅を広げる人材だと明かした。
エルチェ戦で採用された4-2-3-1システムについては、「エルチェの布陣からその方法でプレーすべきということだった」とあくまでも相手との兼ね合いだったとしたが、「私が気に入ったというのは事実で、チームは試合の多くの時間帯で快適に戦い、得た感覚はとても良いものだった」と手応えを掴んだようだ。アレニャをトップ下に据え、後半途中に投入された久保は右サイドハーフに入ったが、ウエスカ戦以降も同様の起用法になるのかが注目される。