凋落の名門に衝撃! ミラン会長が中国企業への2カ月以内の身売りを検討か

伊紙が報じる ベルルスコーニ会長がニューヨークの大物仲介人と交渉中

 ACミランが2カ月以内に中国企業に身売りする可能性が浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 シルビオ・ベルルスコーニ会長は現在、ニューヨークの大物仲介人サルバトーレ・ガラティオト氏と売却交渉を進めているという。親会社の株式48%を売却することで合意に達していたタイ人投資家のビー・テチャウボル氏は、中国株式市場で大きな損害を受け、正式契約を何度もドタキャンしてきた。そして、最終的に破談に終わったとレポートされている。

 現在ベルルスコーニ会長は、中国企業に株式の過半数の売却を検討しているという。ガラティオト氏は「物事が正しい方向に進めば、6~8週間後に中国人のものになる可能性がある」と語ったという。

 2年連続で欧州カップ戦出場権を失うなど、イタリア国内でもすっかり競争力をなくし凋落したかつての名門は、シニシャ・ミハイロビッチ前監督の更迭によりサポーターからの批判も高まっている。そうしたなかで、再び報じられた中国企業への売却話。絶対権力者ベルルスコーニ氏の手を離れ、ミランが中国企業の傘下に入る日が近づいているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング