本田節復活!! 1得点1アシストの背番号「10」がチームに「黄金期のような戦いを」とダメ出し
開幕2戦連発
ACミランの日本代表MF本田圭佑は14日、敵地パルマ戦で1得点1アシストの活躍で5-4の勝利に貢献した。開幕2戦連発と絶好調の男は試合後、乱打戦を悔やみ、チームの黄金期のような1点を守りきる試合内容を望んだ。
開幕戦のラツィオ戦で先制点を決めた本田は、この日も3トップの右で先発すると、序盤のチームの攻撃をけん引した。前半25分、カウンターのチャンスからゴール前で相手DFを引きつけ、左足のアウトサイドで新加入MFジャコモ•ボナベントゥーラにパス。引きつけすぎて相手と激突するほどのタメを作り、これが先制アシストになった。
さらに、同37分にはカウンターからDFイニャツィオ•アバテの正確なクロスからヘディングでゴールを決めた。電撃的なカウンター攻撃で2点を生み出した男は、ラツィオ戦とボールを受け方などのアプローチを変化させたという。
「常に、試合にはそういった(ゴールを決めてやろうという)気持ちで臨んでいます。当然、研究もされているでしょうし、いつも通りの動き方だけでは、簡単にはもらえないなというのが、今日感じたことですかね」
日本代表で国際試合に2試合出場していた本田は後半17分に途中交代となったが、試合は5-4とゴールが乱れ飛ぶ派手な展開になった。本田は、それをらしい言い回しでこう振り返った。
「望んでああなったわけではない。まだバタバタするところが今の自分たちのまだ課題なのかな。やはり昔の本当の黄金期のような、1点差があれば、あわてずに90分間守りきることができるような戦いが、本来は理想なんだと思う。そういう意味では、満足できるような内容ではないけれど、そういった中で、同点にされるようなピンチもあった。そこまではいかなかったというだけでも、ひとつ評価できるんじゃないかなと思っています」