熊本地震で6試合中止のJリーグ 今後は状況を見極め「支障がなければ開催」とチェアマン明言
Jリーグ、クラブとも支援の動きが始まる
「東日本大震災の時は、相当数のスタジアムが使えなかったですが、今回はそういう状況ではないと聞いています。ハード面の被害で大きいものは聞いていません。スポーツは人々を明るく元気にする力を持っています。支障がなければ開催していきたい。ただもちろん、市民の平穏というのが前提ですので、そこを見極めたい。今のところ、他のエリアで大きな被害が出ているとは聞いていません。ただ、熊本の関係者、選手が避難所で暮らしていたり、自宅の損壊があったりという話も聞いています」
こうした状況を踏まえ、Jリーグ全体としても支援の動きを始めている。また、日本サッカー協会(JFA)とも協力した支援を検討していることも話した。
「今後に関しては、日々拡大している被害の状況を慎重に見極めたい。Jリーグとして、スタジアムで義援金を募ることや、インターネットでの募金活動もお願いしています。JFAとJリーグとしても、支援を検討していきます。Jリーグをあげて、ファン・サポーターの協力も得て対処していきたい」
日本サッカー全体として、今回の災害に対する支援を検討すると話した。すでに、この浦和戦でもスタジアム内でOBの元日本代表MF鈴木啓太氏も参加しての募金受付活動が実施された。刻々と状況が変化していく中で、サッカーファミリーとしての支援活動はスタートしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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