進境著しいMFスミス・ロウ、クラブが週給570万円の新契約を準備と英紙報道

　アーセナルは進境著しいU-20イングランド代表MFエミール・スミス・ロウへ長期契約延長をオファーするようだ。“エジルの後継者”と目される逸材が一躍注目を集めている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

　スミス・ロウはアーセナル下部組織出身の20歳のアタッカー。今季序盤戦は怪我もあって出場機会はなかったが、昨年末のプレミアリーグ第15節チェルシー戦（3-1）で抜擢されて以降、スタメンに定着。元ドイツ代表MFメスト・エジルに代わるプレーメーカーとして目覚ましいパフォーマンスを見せている。

　アーセナルは一時降格圏目前の15位まで順位を落としていたが、チェルシー戦以降は4勝1分と調子は上向きで10位まで盛り返している。「デイリー・メール」紙は「この20歳はアーセナル“復活”の中で重要な役割を担っている」とスミス・ロウの活躍を称えている。そして、アーセナルはそんな期待の逸材に長期契約延長という“ご褒美”を与えることになりそうだ。

　スミス・ロウの現在の契約は2023年までだが、アーセナルは他クラブからの引き抜きを阻止するため、来季の開幕を前に新たな長期契約のオファーを準備。週給は1万5000ポンド（約210万円）から4万ポンド（約570万円）へと大きく引き上げられるようだ。

「スミス・ロウの知名度は飛躍的に上昇し、彼のパフォーマンスは今後も称賛を集めるだろう。だが、アーセナルは彼がクリエイティブなMFとしての地位を固め、クラブの長期的な未来にコミットしてくれると自信を持っている」

　記事では、将来的にスミス・ロウがクラブの象徴的な選手になるビジョンをアーセナルが持っていると記されている。近年、若手選手の台頭が目覚ましいイングランドから新たな注目株が頭角を現している。