名将ベンゲル、トルコ行き目前のエジル復活を確信 「正しい答えを出せる天才だ」

ベンゲル氏がトルコ移籍目前の元ドイツ代表MFエジルに太鼓判【写真:Getty Images & AP】
ベンゲル氏がトルコ移籍目前の元ドイツ代表MFエジルに太鼓判【写真:Getty Images & AP】

アーセナルで戦力外となるなか、「間違いなくサッカーに飢えているだろう」と気遣う

 元ドイツ代表MFメスト・エジルは18日にトルコに渡り、トルコ1部フェネルバフチェへの移籍が間もなく発表される見込みだ。アーセナルで輝きを放っていた当時の監督だったアーセン・ベンゲル氏が、トルコでの活躍に太鼓判を押している。英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。

 ドイツ代表の一員として、2014年に行われたブラジル・ワールドカップで優勝するなど、輝かしいキャリアを過ごしてきたエジル。クラブでも、2011-12シーズンにレアル・マドリードでリーガ・エスパニョーラ優勝を果たし、2013年に加入したアーセナルでも、4度のFAカップ優勝を経験した。

 しかし、ミケル・アルテタ監督の就任後は状況が一変。今季はプレミアリーグとUEFAヨーロッパリーグの登録メンバーから外れ、戦力外状態となっていた。この対応については、賛否が分かれたが、エジルは冬の移籍市場でアーセナルを離れることを決めたようだ。エジルのトルコ入りが報じられ、公式発表を待つばかりとなったなかで、ベンゲル氏が自身の見解を述べている。

 衛星放送「ビーイン・スポーツ」のインタビューで、「プレーできなかったことで、彼が苛立っていたことは間違いない。間違いなく、サッカーに飢えているだろう。メストは、温かい環境が必要なヤツだ。トルコでその環境を見つけられるだろう」と話している。

「フェネルバフチェはビッグクラブだ。巨大なファンがいて、彼らはクラブにメスト・エジルのような選手を迎え入れることができて喜んでいるだろう。メストは音楽を演奏する音楽団のイメージだ。彼は正しい時にボールを動かせる。彼のパスのタイミングは特別であり、創造性に満ちている。どんな状況にあっても、彼は正しい答えを出せる天才だ。周囲との呼吸さえ合えば、パスのタイミングは完璧であり、パスの質も完璧だ」

 アーセナルでは公式戦254試合に出場して44得点77アシストを記録したエジル。トルコで再び数々のゴールを演出する姿が見られるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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