マンU指揮官が犯した5つの大罪 英地元紙がファン・ハールの不可解な起用法に疑問符

迷走する指揮官

 10日に行われたトットナムとの一戦も不可解な起用法があったという。今年2月にトップデビューを果たし、突如としてチームの救世主になった18歳のFWマーカス・ラッシュフォードを前半途中で交代。スコアレスで迎えた後半戦にストライカーのポジションに入ったのは、正確無比なクロスが武器のイングランド代表MFアシュリー・ヤングだった。CFでプレー可能なフランス代表FWアンソニー・マルシアルがいたにもかかわらず、驚きの采配となった。

 ヤングはオランダ人指揮官の下では本職のウイングだけでなく、左右のウイングバックとサイドバックでプレーするなどマルチな才能を見せてきた。それでもまさかのストライカー抜てきは驚き以外の何物でもなかった。サポーターからの不満 が爆発。SNS上では「ファン・ハールはバカな男」など批判する声が相次いだ。試合も0-3と大敗した。

 32節を終えて勝ち点53で5位のユナイテッドは、来季のCL出場権獲得に黄信号が灯っている。迷走する指揮官の去就も、トップ4入りが鍵となりそうなだけに、残り6試合での巻き返しに大きな期待がかかっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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