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香川が与えた一瞬の隙 リバプールが魅せた”黄金期のミラン”を彷彿させる7本のダイレクトパス
黄金期のミランがかつて披露したワンタッチプレーを再現
その当時、黄金期を築いていたミランは、サンプドリア相手に、MFセルジーニョがハーフウエーラインでボールを受け、味方にくさびを入れると、ダイレクトのワンツーで敵陣に侵入。再び味方とワンツーでゴール付近まで迫り、左足でゴール前にパスを送ると、最後はFWアンドリー・シェフチェンコがゴールに突き刺した。この日のチャンは当時のセルジーニョに劣らぬ機敏なプレーでその名場面を再現してみせた。
その後もチャンと香川の激しいマッチアップは続いたが、香川は後半32分に、チャンは同35分にピッチを退いた。香川にとってはドイツ紙「WAZ」から「リバプールのプレーメーカーであるエムレ・チャンをうまく妨害していた」と評価されていただけに、与えた一瞬の隙が悔やまれる。
壮絶な打ち合いを制したリバプールは15日に行われたEL抽選会によって準決勝でビジャレアルとの対戦が決定。優勝候補筆頭のドルトムントを撃破し、自信と勢いを持って臨むことができそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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