「2つの感動的なセーブを演出」 守護神アリソン、絶体絶命の危機“回避”に英注目
リバプールとマンUの天王山は0-0のドロー、GKアリソンが好セーブを連発
リバプールは現地時間17日、プレミアリーグ第19節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、ホームで0-0と引き分けた。リーグの今後を占う天王山となったが、リバプールのブラジル代表GKアリソンの活躍について、英メディアは「緊迫した激闘で2つの感動的なセーブを演出した」と見出しを打って称賛の言葉を送っている。
昨季圧倒的な強さで30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールは、第14節消化時点で首位に立ったが、そこから3試合連続未勝利(2分1敗)と急ブレーキ。11試合無敗のユナイテッドに首位の座を明け渡し、2位に後退していた。そうしたなかで迎えた“ナショナル・ダービー”は、リーグの命運を握る天王山となった。
負傷者続出のリバプールはセンターバック(CB)コンビをブラジル代表MFファビーニョ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと中盤選手で形成し、アンカーに新加入のスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを配置。ポゼッションサッカーに特化した戦術で序盤から主導権を握った。
一方、ユナイテッドはイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを最前線に置き、フランス代表MFポール・ポグバを右サイドに置く“リバプール対策”のカウンタースタイルで応戦。70%前後のポゼッションをリバプールに許すも、スピードあるショートカウンターで幾度となくゴールを脅かしたが、立ちはだかったのが守護神アリソンだった。
英メディア「GIVE ME SPORT」は「アリソンは緊迫した激闘で2つの感動的なセーブを演出した」と見出しを打ち、リバプールを救った2つのシーンに注目。後半30分、左サイドを駆け上がったイングランド代表DFルーク・ショーのグラウンダーのクロスをポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがゴール前で合わせるも、アリソンが瞬発力あるセーブでクリアする。
さらに後半38分、右サイドを突破したDFアーロン・ワン=ビサカからの横パスを受けたポグバがゴール目前で右足を振り抜くが、ここでもアリソンがボールを弾き出し、ポグバは頭を抱えてピッチに座り込んでいた。