浦和「3年計画」の2年目へ 「ポテンシャルのある」若手を補強…“融合”に期待
新加入選手の加入会見を実施、西野TDが今オフの補強戦略に言及
浦和レッズは18日に今季の新加入選手会見を行った。リカルド・ロドリゲス新監督の就任と合わせ、大きく選手が入れ替わるオフとなったなか、西野努テクニカルダイレクター(TD)はすでにチームに在籍する実績と経験のある選手に加え、「若手でポテンシャルのある選手との組み合わせ」がテーマになるシーズンだと明かした。
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浦和は2019年末に強化体制が一新され、現役時代に浦和でプレーして長年GKコーチも務めた土田尚史スポーツダイレクター(SD)がトップチームの強化責任者になっている。しかし、昨年末に病気療養が発表され、すでに部分的に出社して復帰はしているとされるものの、新監督、新加入選手の記者会見には西野TDが強化部門から出席した。
昨季開幕前のオフについて、土田SDは当時「契約がシーズンをまたぐ選手が多く、入れ替えが容易ではない」と話し、今オフ以降に大きな選手編成の変化があることを示唆していた。そのなかで元日本代表MF長澤和輝(→名古屋グランパス)やMF青木拓矢(→FC東京)、元日本代表DF鈴木大輔(→ジェフユナイテッド千葉)といった主力クラスが退団した一方、獲得選手は高卒、大卒からそれぞれ2人が加入したほか、移籍加入選手も20代前半の若手が多くなった。
その戦略について問われた西野TDは、「(獲得選手に)経験のある選手の比率が少ないという意味だと思うけれども、ただでさえレッズには実績と経験のある選手が多くいる。今年に関しては、そういう選手がしっかり活躍するという点プラス、若手でポテンシャルのある選手との組み合わせと考えていた」と話した。
特にボランチでは長澤と青木に加えて、MFエヴェルトン(→ポルティモネンセ)も退団して入れ替えが激しくなったが、湘南ベルマーレから加入したMF金子大毅について「出て行く選手に関しては、プロとしての決断もある。中盤の真ん中は重要なポジション。退団する選手がいなかったとしても来てほしいという話はさせてもらっていた」(西野TD)と明かしたように、次世代の主力として柱になる選手の獲得という狙いがあったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)