バルサ初退場メッシ、相手選手を“攻撃”する蛮行に非難 「無力なパンチ。被害者は…」
ビルバオFWビジャリブレから激しいチャージを受け、報復行為に出てレッドカード処分
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間17日に行われたスペイン・スーパーカップ決勝アスレティック・ビルバオ戦(2-3)で相手選手に暴力行為を働き、キャリア3度目の一発退場となった。海外メディアでも反響は拡大し、「無力なパンチ。被害者は…」などと取り上げている。
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バルセロナは前半40分にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで先制したが、直後に失点して試合は振り出しに。後半32分にグリーズマンのこの日2点目のゴールで再びリードを奪うも、タイムアップ目前に同点弾を決められ、延長戦にもつれ込んだ。そして、延長前半3分に勝ち越し点を奪われ、2-3で敗れてタイトル獲得を逃す結果となった。
問題のシーンが起こったのは延長後半アディショナルタイム。1点ビハインドのバルセロナは敵陣内で攻撃を仕掛けるなか、ビルバオFWアシエル・ビジャリブレから激しいチャージを受けてヒートアップしたメッシは、行く手を阻む相手の後頭部を目掛けて右腕を振り回し、パンチで殴り倒すような格好になった。
結局、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でビデオ確認を経て、ヘスス・ヒル・マンザーノ主審はメッシを一発退場処分。データ分析会社「オプタ」によれば、バルセロナでの公式戦では753試合目にして初のレッドカードになった。
メッシは過去に、アルゼンチン代表で2005年8月17日(ハンガリー戦)、19年7月6日(チリ戦)と2度の退場処分を受けており、キャリアトータルではこれが3回目。アルゼンチンメディア「infobae」は「リオネル・メッシの無力なパンチ。被害者はFWアシエル・ビジャリブレ」と見出しを打ち、「ビジャリブレはメッシの行く手を阻むことを試み、怒らせる任務を遂行した。そしてメッシが攻撃を加え、バルセロナでの初退場につながった」と伝えた。また、オランダメディア「Sportnieuws.nl」も「欲求不満のメッシは対戦相手をノックダウン」と報じている。
クラブシーンでこれまで退場がなかったことも驚きを集めており、しばらくメッシの“パンチ問題”は波紋を呼びそうだ。