「新しい田中達也像を作ってくれ」 浦和の“11番”を継承、“同姓同名”アタッカーの決意

大分トリニータから新加入のMF田中達也【写真提供:ⒸURAWA REDS】
大分トリニータから新加入のMF田中達也【写真提供:ⒸURAWA REDS】

大分から加入したMF田中達也、同姓同名のレジェンドに連絡したエピソードを告白

 浦和レッズは18日に新加入選手会見を行い、大分トリニータから加入のMF田中達也は、過去に所属した同姓同名のスターに「プレッシャーはあるけど、11番の達也さんのユニフォームに憧れてきた」と、その思いを語った。

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 浦和は今季に向けて徳島ヴォルティスを4年間率いてJ1昇格に導いたリカルド・ロドリゲス新監督を招聘した。監督交代のタイミングでのオフシーズンは、元日本代表MF長澤和輝やMF青木拓矢、MFマルティノス、MFエヴェルトンといった主力級の選手がチームを去ったが、一方で新加入は若手が中心に。世代交代を含めて、チームが過渡期にあることを印象付けている。

 そのなかで、トピックになるのが田中の加入だろう。何しろ「田中達也」という名前は2001年に浦和に加入し、クラブ初タイトルからの黄金期を最前線で支えたストライカーと同姓同名。12年を最後に退団して現在もJ2アルビレックス新潟でプレーするが、浦和にとってはクラブの歴史に名を残した選手の1人だ。さらに、発表された背番号も代名詞と言える「11番」だった。

 そして大分から加入する田中は、その存在が自分にとって大きなものであることを明かした。

「意識はとてもしているし、小さい頃から憧れてきた選手。(浦和で)11番を貰えた時、連絡もさせてもらった。『注目しているし、新しい田中達也像を作ってくれ』と言われて、すごく励みになった。11番は自分で希望した。プレッシャーはあるけど、11番の達也さんのユニフォームに憧れて、選べる時にはいつも11番をつけてきた。どちらかと言えば、プレッシャーよりもシンプルに嬉しかった」

 大分時代は片野坂知宏監督に指導を受けるなか、戦術的な部分への興味も強い選手として知られた。ロドリゲス監督もまた戦術家として知られるだけに、その部分でも高揚感は大いにあるという。

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