中盤と守備陣で主力退団 鍵を握る新戦力の早期定着、“若手台頭”の流れを継続できるか【J1戦力動向・鳥栖】
【今オフ動向まとめ】原川、原、森下ら主力が移籍、ファン・ソッコら新戦力の活躍は必須
Jリーグの2021年シーズンに向けたチーム編成が着々と進んでいる。移籍のリリースが続々と出ているなか、各クラブは今オフ、どのように歩みを進めているのか。昨季の成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、新シーズンに向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。
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鳥栖は20年シーズンを7勝15分12敗の13位で終えた。大口スポンサーとの契約終了により、2019年度決算で20億円の巨額赤字を計上するなど経営危機も叫ばれたなかで迎えた今オフ。新シーズンは経験を積んだ若手のさらなる成長を促しながら、順位の向上を目指すことになる。
■FW編
レンゾ・ロペス、チアゴ・アウベス、チョ・ドンゴンが契約満了で退団。名古屋グランパスに期限付き移籍していた元日本代表FW金崎夢生も完全移籍した一方、ジェフユナイテッド千葉から24歳の山下敬大、鹿児島ユナイテッドFCから25歳の和田凌を獲得。さらにユースから兒玉澪王斗、相良竜之介を昇格させている。
新シーズンも前線の軸は、昨季大卒ルーキーながらチームトップの9得点を挙げた林大地になりそうだが、噂された新外国籍選手の獲得を含めた今後の動きにも注目が集まる。
■MF編
元日本代表MF高橋秀人が横浜FC、原川力がセレッソ大阪に移籍し、長年にわたりチームを支えてきた選手がチームを去ることに。大分トリニータから島川俊郎、大宮アルディージャから酒井宣福、横浜F・マリノスから仙頭啓矢を獲得している。昨季フル稼働した松岡大起、樋口雄太、本田風智ら若手との融合がポイントになりそうだ。
■GK&DF編
センターバック(CB)にコンバートされ飛躍を遂げていたMF原輝綺が清水エスパルスに、ルーキーながら33試合に出場した森下龍矢が名古屋、宮大樹がアビスパ福岡に移籍と、主力級の守備陣が続々と退団。一方、横浜FMから期限付き移籍中だったGK朴一圭が完全移籍で加入し、清水からDFファン・ソッコを獲得。顔ぶれが大きく変わったなかで、早期に軸を定めたいところだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)