CL準決勝の組み合わせが決定! “ペップ・ダービー”は実現ならず
アトレチコとバイエルンによる武骨な対戦か
もう一方のカードは、アトレチコ・マドリードとバイエルン・ミュンヘンの対戦になった。どちらのチームも激しいプレッシングが持ち味であり、武骨な試合展開も予想される。第1レグはアトレチコ、第2レグをバイエルンがホームで戦う。
一昨季以来の決勝進出を目指すアトレチコ・マドリードはしぶとく勝ち上がってきた。決勝T1回戦のPSV(オランダ)戦はCL史上初となる2戦連続スコアレスドローの後、PK戦の末に勝利した。準々決勝のバルセロナ(スペイン)戦は第1戦こそ1-2で敗戦したが、第2戦では闘将ディエゴ・シメオネ監督が標榜するハードワークが発動。「MSNトリオ」を封鎖すると同時にFWアントワーヌ・グリーズマンの2発で2-0とし、昨季王者を撃破してきた。
バイエルンは決勝T1回戦でユベントス(イタリア)と死闘を繰り広げた。敗色濃厚の第2戦、後半アディショナルタイムにMFトーマス・ミュラーの一撃で追いつくと延長戦で2得点を奪い、合計スコア6-4でセリエA王者を下した。続く準々決勝ではベンフィカ(ポルトガル)相手にホームでの第1戦を1-0と手堅く勝利。アウェーに乗り込んだ第2戦では先制点を許すも2点を奪ってドローに持ち込み、合計スコア3-2で5大会連続の4強進出となった。
バルセロナによる連覇の夢が消え、今季のチャンピオンの栄冠はどのクラブの頭上に輝くのか。5月28日にミラノ・サンシーロで行われる決勝戦に向け、まずはベスト4の激闘が繰り広げられる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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