チェルシー“最古参”FWが新天地へ 出場3試合、ローン移籍8回…“珍キャリア”に英注目
ブラジル人FWルーカス・ピアソン、ポルトガルのブラガと2025年までの契約締結
チェルシーの“最古参”選手がついに完全移籍となった。2011年に加入しながら、ローン移籍を繰り返し、トップチームでの出場がわずか3試合に終わったブラジル人FWルーカス・ピアソンがポルトガルのブラガに移籍することが決まった。
ブラジルの名門サンパウロでプロデビューを果たしたルーカスは、2011年中に当時アンドレ・ビラス=ボアス監督(現マルセイユ監督)が率いていたチェルシーへの移籍が決定。2012年1月に正式に加入した。
しかし、チェルシーのトップチームの壁は厚く、これまでにマラガ(スペイン)、フィテッセ(オランダ)、フランクフルト(ドイツ)、レディング(イングランド)、フルハム(イングランド)、キエーボ(イタリア)、リオ・アヴェ(ポルトガル)、ブラガ(ポルトガル)と8回のローン移籍を繰り返してきた。
そして先日、ブラガへの完全移籍がついに決定。同クラブと2025年までの契約を結んだことが発表されている。チェルシー移籍決定から約10年。8回のローン移籍を繰り返し、トップチーム出場はわずか3回に終わった。
英公共放送「BBC」は「チェルシーの最古参選手がついに完全移籍でスタンフォード・ブリッジを去る」との見出しを打ち、26歳になったルーカスの“珍キャリア”を報じた。出場機会には恵まれなかったが、チェルシーの現所属選手の中では最も在籍期間が長かった。
2012年にはチェルシーのFAユースカップ優勝に貢献し、クラブのヤング・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれるなど将来を期待されたルーカスだったが、ローン生活に別れを告げ、ポルトガルでの新たな挑戦に踏み出した。
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(FOOTBALL ZONE編集部)
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