【15日のJ移籍動向】元日本代表FW大津祐樹、J2磐田で新たな挑戦 “和製アンリ”伊藤翔は横浜FC移籍を決断
昨季は12試合無得点の大津、悩んだ末に移籍を決断「常に挑戦をし続けたい」
2021年シーズンの始動に向けて徐々に各チームの新体制が発表されるなか、連日のように主力クラスの移籍が発表されている。J2ジュビロ磐田は15日、横浜F・マリノスの元日本代表FW大津祐樹を完全移籍で獲得したことを発表した。
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大津は2008年に柏レイソルでプロデビュー。11年7月にはブンデスリーガのボルシアMGに移籍し、12年8月からオランダのVVVフェンロでプレーした。15年に古巣の柏に戻ると、18年から横浜FMに完全移籍し、19年にはJリーグ優勝に貢献。だが昨季は12試合無得点に終わっていた。12年にはロンドン五輪代表として日本のベスト4入りを牽引し、日本代表としても2試合に出場している大津は、クラブを通じて「このまま引退するまでF・マリノスでプレーをし続ける選択肢か、オファーを受けジュビロ磐田へ移籍する選択肢」で悩み、30歳での新天地挑戦を決意したことを明かしている。
「1人のサッカー選手としてこれまでもそうしてきたように『常に挑戦をし続けたい』。この思いからジュビロ磐田に移籍する事を決断しました」
元日本代表MF遠藤保仁の期限付き移籍期間も延長され、来季からは元日本代表FW中山雅史氏を新コーチに招聘するなど、得点力アップに期待が懸かる磐田。大津にとって勝負の1年になりそうだ。
また横浜FCも同日、鹿島アントラーズからFW伊藤翔を完全移籍で獲得したことを発表した。伊藤は各年代別代表で活躍し“和製アンリ”の異名を取ると、中京大中京のエースとして高校選手権に出場後、フランスのグルノーブルと契約。思うように出場機会を得られないなか、2010年6月に清水エスパルスに加入し、14年からは横浜F・マリノス、19年からは鹿島でプレーしたが、昨季はリーグ戦12試合1得点の成績にとどまっていた。
鹿島を通じて伊藤は、「これから先も自分自身を磨いて人生を豊かにし、自分以外の人たちの人生にも良い影響を与えられる人間になれるよう頑張ります」とコメント。様々な経験を積んできたストライカーが、横浜FCで新たなスタートを切ることになった。
【15日発表、その他の主な移籍動向】
■ベガルタ仙台
FW 皆川佑介(←横浜FC/完全移籍)
■柏レイソル
MF アンジェロッティ(←レッドブル・ブラガンチーノ/完全移籍)
MF ドッジ(←フルミネンセ/完全移籍)
■ジュビロ磐田
FW ファビアン・ゴンザレス(←アトレティコ・ナシオナル/完全移籍)
(FOOTBALL ZONE編集部)