ミラン本田、ブロッキ政権初戦で悪夢のベンチ行き浮上 名物会長ごり押しのトップ下システムでイタリア代表MFが先発へ
監督交代の被害者、本田移籍への序章か
また、最前線でFWカルロス・バッカとコンビを組むのは2試合連続でFWマリオ・バロテッリと予想された。対戦相手サンプドリアではFWアントニオ・カッサーノのスタメン出場が予想されている。2012年の欧州選手権でイタリア代表の2トップを組み、決勝戦まで導いた“バッド・ボーイズ”が、ピッチ上で敵として再会する可能性が高まっている。
シニシャ・ミハイロビッチ前監督はシーズン序盤に本田、ボナベントゥーラ、ジェノアへ移籍したスペイン人MFスソの3人をトップ下として試し、結果を残すことができずに早々に見切りをつけた。シーズン終盤で会長のお気に入りシステムで悪夢を繰り返すのか、それとも、違う結果を出せるのか。
今季終了時点で契約が残り1年となる本田は、出場機会の減少となれば来季以降の決断に影響する可能性もある。来季ブロッキ政権続投ならミランから移籍という現地報道も出ている。鬼軍曹の急転直下の退陣劇で、ミランと本田を取り巻く状況は大きく変わりつつある。本田の未来を占うサンプドリア戦になりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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