ミラン本田、ブロッキ政権初戦で悪夢のベンチ行き浮上 名物会長ごり押しのトップ下システムでイタリア代表MFが先発へ

イタリア紙予想 サンプ戦でボナベントゥーラが司令塔で先発

 シルビオ・ベルルスコーニ会長の独断専行による監督交代で、ACミランの日本代表FW本田圭佑のチーム内での立場は悪い方向に変わろうとしているようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が17日のサンプドリア戦について予想スタメンを報じ、本田はベンチスタート予想となっている。

 9日のユベントス戦に1-2と敗戦した後、ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は激怒。“右腕”のアドリアーノ・ガリアーニCEOの制止を振り切り、シニシャ・ミハイロビッチ監督の電撃解任に及んだと現地メディアでは報じられている。そして、プリマベーラ(U-20チーム)を指揮していたOBのクリスティアン・ブロッキ監督が内部昇格して新監督となった。そして、このサンプドリア戦が初陣となる。

 ベルルスコーニ会長はトップ下を置く4-3-1-2システムを偏愛し、早くも子飼いの新監督に導入指令を出し、トレーニングで実践させたという。そして、ガゼッタ紙の予想スタメンもこの“ベルルスコーニ・システム”に選手があてはめられる形になった。

 ブロッキ監督は就任会見でトップ下候補に名前を挙げていた本田だが、指揮官が司令塔の一番手に示唆していたイタリア代表にポジションを譲ることになりそうだ。

 予想スタメンではトップ下にジャコモ・ボナベントゥーラが名を連ねた。後ろに構える3ボランチは右からMFユライ・クツカ、MFリッカルド・モントリーボ、MFアンドレア・ベルトラッチの3人で中盤を組むことになるとしている。最終ラインが4バックなのは変わらないが、左サイドにはDFマッティア・デシリオと予想された。

 

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