“仏ダービー”後に両監督が壮絶舌戦「我々がベストチームだ」「勝たないと意味がない」

キャリア初のタイトルを獲得したパリ・サンジェルマンのポチェッティーノ監督(写真中央)【写真:AP】
キャリア初のタイトルを獲得したパリ・サンジェルマンのポチェッティーノ監督(写真中央)【写真:AP】

ビラス=ボアス監督の見解に、キャリア初タイトル獲得のポチェッティーノ監督が反論

 フランス・スーパーカップが現地時間13日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とマルセイユが対戦した。「ル・クラスィク」と称されるナショナル・ダービーは、PSGが2-1で勝利したが、試合後に両クラブの指揮官が舌戦を繰り広げている。フランス「Le10sport」が報じている。

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 マルセイユでは、日本代表DF長友佑都と日本代表DF酒井宏樹が揃って先発した一戦。試合は前半39分にアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが自らのヘディングシュートがGKに弾かれたところを押し込み、PSGが先制する。さらに後半40分にも途中出場のブラジル代表FWネイマールがPKを決め、リードを2点に広げた。マルセイユも後半44分にフランス代表FWディミトリ・パイェが1点を返したが、このまま試合は終了。PSGが同大会の8連覇を達成した。

 2021年に入って最初のタイトルを獲得したPSG。2020年12月に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督にとっては、公式戦3試合目にして新天地での初タイトルとなったのはもちろん、そのキャリアでも最初の栄冠となった。

「Le10sport」によると、試合後、マルセイユを率いるアンドレ・ビラス=ボアス監督は、「拮抗した試合だった。私たちがベストチームだった。この試合の敗戦に相応しくない」と、自身の見解を語った。

「彼らがまるでチャンピオンズリーグを制したかのように喜んでいることが、私たちにとっては最大の栄誉だ。それがこの試合の重大さを語っている。私たちが支配したゲームのね。そして、今夜はベストなチームが負けた」

 この発言は、ポチェッティーノ監督にとって同意できるものではなかったようだ。「私は普段、同業者の考えについて何かを言うことはない。試合について、それぞれの考えがあるからね。私は(トッテナムの監督時代に)チャンピオンズリーグの決勝でリバプールと戦った。良い試合をしたものの、0-2で負けた。こうした試合では勝たなければ意味がないんだ。PSGは勝利に値したし、良いゲームができたと思っているよ」と、反論した。

 2020年9月のル・クラスィクは、レッドカードが5枚出るなど大荒れの展開となった。両クラブ間には強烈なライバル意識があるが、かつてトッテナムを率いたポチェッティーノ監督とビラス=ボアス監督の今後のやり合いにも注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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