アストン・ビラ岩渕真奈、初挑戦の英サッカーに抱く印象 クラブ公式インタビューに登場「なでしこジャパンで…」
アストン・ビラが公式ツイッター&YouTubeチャンネルで岩渕真奈のインタビュー動画を公開
なでしこジャパン(日本女子代表)FW岩渕真奈が移籍したイングランド1部(FA女子スーパーリーグ)のアストン・ビラが公式ツイッターを更新した。現地時間13日に行われたWSLカップ準々決勝のブリストル・シティ戦で途中出場し、新天地デビューを飾った岩渕のインタビュー映像を公開している。
岩渕は2017年3月、ドイツ1部(女子ブンデスリーガ)の強豪バイエルンから日本へ復帰。INAC神戸で18年からは「10番」を背負い、チームの中核を担ってきた。昨年12月に入って20年シーズン限りでINAC神戸を退団することが決まり、同21日に新天地がアストン・ビラになることが発表された。
3年半プレーしたINACを離れ、新たな挑戦を決意した岩渕。そんななか、現地時間13日に行われたWSLカップ準々決勝のブリストル・シティ戦の後半28分から投入され、新天地デビューを飾った。チームは1-2で敗れたが、シュートを放つなど短い時間で懸命にアピールした。
これからの活躍も期待される岩渕はクラブ公式のインタビューに応じ、意気込みを語った。公式ツイッターでは日本語で、公式YouTubeチャンネルでは流暢な英語で応じる動画が公開されている。
「まずはこのチームに入れて光栄ですしプレーするのがとても楽しみ。今までの(アストン・)ビラの成績を見て、今成長している段階だと思うし、いい選手がたくさんいるなかで、自分もアストン・ビラの選手として、チームとして成長できるように頑張りたい。いろんな経験をさせてもらってきての決断で今このチームにいる。でも、ピッチに入ったら関係ない。とにかく目の前のことを一生懸命頑張って貢献したい」
岩渕にとってはドイツに続いて2度目の欧州挑戦。自身初めてのイングランドでは、フィジカルに課題を感じながらも、ジェマ・デイビス監督のもとなでしこジャパンのエースらしく堂々とプレーすることを誓った。
「なでしこジャパンでイングランド代表と戦う時も毎回難しい試合になるし、イングランドのサッカーとしてフィジカルが長けている印象があるのでそこを成長するようにチャレンジするのはもちろんだけど、自分の良さを出してプレーしていきたい。1週間ぐらい一緒にトレーニングして楽しいし、みんな優しいのでまずは彼女たちの特徴やジェマ(・デイビス監督)が何を求めているのかを理解して、このチームでたくさん勝って目標達成できたらいいなと思います」
まずは一歩を踏み出した岩渕。新天地での飛躍に期待が懸かる。