久保、デビュー戦での“濃密26分間”をバルサ贔屓紙評価 「加入は間違いではないと証明した」
後半19分から途中出場すると、勝ち越しゴールとダメ押しPKにつながるプレーを披露
ヘタフェに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は現地時間11日、リーガ・エスパニョーラ第18節エルチェ戦(3-1)で新天地デビューを飾り、2ゴールに絡む活躍を見せた。バルセロナ贔屓の現地紙も「スタイリッシュにデビューした」と、ビジャレアルでの数字の“違い”に着目している。
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久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。しかし、思うように出場機会を得ることができず、今月8日にレンタル打ち切りの発表と同時にヘタフェへの期限付き移籍が決定していた。
チームに合流したものの、マドリードが記録的な大雪に見舞われたため一度もトレーニングができないままエルチェ戦の遠征に帯同。そして1-1で迎えた後半19分、久保にぶっつけ本番で出番が回ってきた。
右サイドに投入されると同24分、果敢なドリブルからペナルティーエリアに侵入し、シュートコースを見出して左足を振り抜く。強烈なシュートは相手GKに弾かれたものの、FWハイメ・マタが押し込んで勝ち越しゴールを奪った。
さらに同39分、久保がゴール前にクロスを供給すると、走り込んだFWアンヘル・ロドリゲスが倒されてPKを獲得。これをアンヘルが自ら決めて3-1とリードを広げ、そのまま逆転勝利を手にした。久保は途中出場のデビュー戦で、いきなり2ゴールに絡むインパクトを残してみせた。
久保がかつて下部組織(ラ・マシア)で研鑽を積んだバルセロナ贔屓で知られるスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「タケはビジャレアルでの約700分よりも、ヘタフェでの26分で多くのことを成し遂げた」との見出しでレポートしている。
「日本人アタッカーは2ゴールに絡み、スタイリッシュにデビューした。ビジャレアルでは公式戦19試合、695分間にしてノーゴール・ノーアシスト。フル出場は2回のみで苦しんだなか、クボはエルチェ戦で輝いていた。ヘタフェでの最初の26分間で、加入が間違いではなかったことを証明した」
わずか1試合ですべてを判断するのは早計だが、久保が新天地で強烈なインパクトを放ったのは間違いない。