ELリバプール戦で劇的な逆転負けもトップ下先発のドルト香川に英メディア評価 「相変わらず大きな脅威」

ビルドアップのパスの精度に苦言も

 一方のドルトムントで計3得点を挙げた攻撃陣の評価は高い。1得点のMFロイスは両チームトップタイの7.5点。先制弾のMFムヒタリアン、2得点に絡んだFWオーバメヤン、ロイスの得点を演出したDFフンメルスが7点で続いた。

 先発出場で後半32分までプレーした日本代表MF香川真司は、先制点の起点となった。前半5分、カウンターからMFムヒタリアンのパスを受けて香川はドリブルで中央を進撃。右サイドのカストロへ展開し、そのクロスをオーバメヤンがボレーで合わせると、最後ミニョレが弾いたところを、ムヒタリアン詰めてゴールが生まれた。

 スペースも多くトップ下の位置でボールタッチも多かった香川だが、その後、決定的なプレーをすることはできなかった。採点は平均的な6点。「常にドルトムントのスターティングイレブンに入っているわけではないが、相変わらず大きな脅威だった」と実力を評価される一方、「ビルドアップの段階で間違ったパスが多かった」とも指摘され、評価は伸びなかった。

 ドルトムントでは第1戦ではスーパーセーブでチームを救ったものの、この試合では決定的な働きを見せることができなかったGKヴァイデンフェラーとDFシュメルツァーの2人が、スタメン出場の選手で最低となる5点。DFピスチェク、DFソクラティスも5.5点で、フンメルス以外の守備陣は低評価となった。一方、ダブルボランチを組んだMFバイグルとMFカストロは6.5点と及第点だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング