“絶対王者”川崎、ACL制覇含む4冠に虎視眈々 レジェンド中村憲剛引退の影響は…【J1戦力動向・川崎】
【今オフ動向まとめ】中盤で主力選手が退団も…名古屋からMFシミッチを獲得
Jリーグの2020年シーズンが終了し、来季に向けたチーム編成が着々と進んでいる。移籍のリリースが続々と出ているなか、各クラブは今オフどのように歩みを進めていくのか。20年シーズンの成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、来季に向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。
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20年シーズンの川崎は序盤から首位を快走し、最終的には2位ガンバ大阪に勝ち点18もの差をつけて史上最速優勝を達成。得点数は史上最多、失点数はリーグ2位の少なさと攻守両面で圧倒的なパフォーマンスを披露し、Jリーグベストイレブンにも史上最多となる9選手を輩出した。天皇杯でも初優勝を飾り、見事に2冠を達成している。
クラブの象徴であり、精神的支柱だった元日本代表MF中村憲剛が今季限りで現役引退したことが、来季の戦いに影響をもたらす可能性もあるなか、国内3冠を含め、まだ手にしていないAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルを目指すことになる。
■FW編
主軸であるFWレアンドロ・ダミアンの残留が決定しており、レンタル先で武者修行を終えたFW知念慶、FW遠野大弥ら若手アタッカー陣が帰還。FW小林悠やFW旗手怜央を含め、過密日程をローテーションでこなすだけの選手層が備わっている。
■MF編
川崎一筋だったレジェンド中村憲剛が18年間の現役生活にピリオドを打ち、MF齋藤学は名古屋グランパスへと移籍。中盤のアンカーで主力を務めていたMF守田英正がポルトガル1部サンタ・クララへと移籍した。MF下田北斗も大分トリニータへと移籍し、守備的MFが相次いでチームを離れた一方、名古屋から左利きのブラジル人MFジョアン・シミッチを獲得。また、足下の技術に定評のあるMF小塚和季を大分から獲得している。
■GK&DF編
正守護神のGKチョン・ソンリョン、最終ラインに不可欠な存在となったDFジェジエウと契約更新。U-18日本代表にも名を連ねている静岡学園高校のDF田邉秀斗を獲得し、未来への投資も抜け目なく進めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)