「今季解任の可能性がある5人の監督」を英メディア選出 「最も議論を呼ぶ」とされた名将は?
真っ先に挙げられたバルサのクーマン監督、ユーベのピルロ監督にも厳しい視線
新型コロナウイルスの流行下で開幕を迎えた欧州サッカーの2020-21シーズンはおよそ半分が終わり、これから後半戦に差しかかる。すでにシーズン途中の監督交代が起きたクラブもいくつかあるが、英メディア「Sportskeeda」は「今季中に解任の可能性がある5人の監督」を特集した。
1月は移籍市場がオープンするため、各クラブの選手獲得の動向も気になるところだが、監督人事の動きにも注目だ。目立つところでは、フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)がトーマス・トゥヘル監督を更迭し、後任として元トッテナム指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘。大物同士の監督交代がすでに起きている。
彼らに続く大物監督の解任はさらに起きるのか。英メディア「Sportskeeda」は、今季中に職を失う可能性がある監督として5人をピックアップしている。
まず名前が挙がっているのが、序盤戦不振に喘いだバルセロナを率いるロナルド・クーマン監督だ。オランダ人指揮官は今季から就任したばかりだが、新会長選挙を控えてクラブ内部の状況が不透明なだけに、今後の結果次第では解任の可能性があるようだ。
続いてはインテルのアントニオ・コンテ監督。セリエAでは2位につけているものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ敗退。コンテ監督は開幕前からクラブ首脳陣との対立が伝えられており、スクデット獲得以上のものがなければ解任は免れないのではという見方が示されている。
3人目はユベントスのアンドレア・ピルロ監督。今季監督デビューを果たしたピルロ監督だが、セリエAではライバルのACミランにリードを許し、リーグ10連覇に黄色信号が灯っている。
記事では「たとえセリエAのタイトルを取れなくても、ピルロがユベントスをヨーロッパでの栄光に導くことができればクラブでの地位はより強固なものになる」とCLでの成功に期待がかかっているが、「マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンのような強豪チームに脅威を与えることはできないだろう」と厳しい視線を送られている。リーグ戦に加えて悲願のCLも逃せば、レジェンドのピルロ監督といえども容赦なく首を切られる可能性が高そうだ。