風雲急を告げるミラン本田の来季去就 4-3-1-2採用のブロッキ新体制が続投なら移籍必至か
ミハイロビッチ電撃解任で不透明になった背番号10の未来
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、シニシャ・ミハイロビッチ監督解任に伴い、2カ月契約を結んだクリスティアン・ブロッキ新監督が来季続投となった場合、ミランから移籍することになるとイタリアメデイアが報じている。サッカー専門メディア「カルチョメルカート.it」が報じている。
名物オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ会長が独断専行で踏み切ったミハイロビッチ前監督の更迭と、ブロッキ政権誕生はミランサポーターからのブーイングの嵐を呼んでいる。会長がゴリ押しした新監督の契約期間は今季終了までの7試合限定となっているが、来季続投となれば、10番はチームから去ることになるとレポートされている。
ブロッキ新監督は会長の意向を受け、偏愛する4-3-1-2システムを採用することになり、トップ下の一番手はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラになると指摘。本田が来季開幕を控えで迎えることに難色を示すことから、移籍する流れになるとレポートされている。
本田は今季開幕直後にトップ下でテストされたが、ミハイロビッチ前監督から失格の烙印を押された。ボナベントゥーラも同ポジションで起用されたが、4-3-1-2システムは機能せず、”鬼軍曹”はあっさりと見切りをつけていた。4-3-3の導入を経て昨年12月に4-4-2が採用されると、本田は不動の右サイドハーフとして攻守のバランサー役として機能。公式戦17試合連続の先発出場を果たしたが、1得点3アシストという寂しい数字となっている。
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