本田は「トップ下の二番手」と示唆したミラン新監督 4-3-1-2への布陣変更で再び先発落ちか

今季序盤にトップ下で3人を試すも機能せず

 現時点で2トップ下に置かれる司令塔の第一候補はボナベントゥーラ、二番手が本田のようだ。ミハイロビッチ監督は今季開幕直後に本田、ボナベントゥーラ、そして1月にジェノアへ期限付き移籍で放出したスソの3人をトップ下でテストしたが、いずれもフィットせず、システムも機能しなかった。すると指揮官は早々に見切りをつけ、4-3-3、4-4-2とシステム変更することで攻守のバランスを取り戻すことに成功した。

 4-4-2が採用されてから攻守のバランサーとしてミハイロビッチ監督の信頼を勝ち取り、不動の右サイドハーフとして公式戦17試合連続で先発出場した本田だが、周囲との連動性を武器としており、個人の打開力やスピードには欠ける。数字上でも今季1得点3アシストと、アタッカーとしては厳しいものになっている。一方、ボナベントゥーラは前半戦からの酷使によりコンディションを落としているが、6得点7アシストと結果を出している。

 本田はブロッキ新体制の発足により、再びベンチに回る危険性が高まってきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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