本田は「トップ下の二番手」と示唆したミラン新監督 4-3-1-2への布陣変更で再び先発落ちか

トップ下について問われたブロッキ新監督が、ボナベントゥーラを第一候補と明言

 ACミランの新監督に就任したクリスティアン・ブロッキ氏が、ミラネッロで行われた就任会見に出席した。周囲の反対を押し切りブロッキ政権を独断専行で誕生させたシルビオ・ベルルスコーニ会長が偏愛する4-3-1-2システム導入の可能性を明らかにした新監督は、トップ下の第一候補にイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラを指名。日本代表MF本田圭佑は二番目に名前を挙げている。

 アドリアーノ・ガリアーニCEOの制止を振り切り、シニシャ・ミハイロビッチ前監督を更迭したベルルスコーニ会長が、直接指名したブロッキ氏。就任会見では、名物オーナーがこよなく愛する4-3-1-2システムに対する質問が飛んだ。

「今季序盤戦で機能しなかったが、どのように分析していたか? トップ下があなたの戦術の鍵となるが、まず一番目の選択はボナべントゥーラで、二番目が本田か?」

 その質問に対してブロッキ氏は、「過去に戻って、なぜ4-3-1-2が機能しなかったかと言うことはできない。だが、現在のことは話せる。自分はこのシステムで仕事をするのが好き。あるいは、2人の空間を広げて攻撃的にする(4-3-3の)やり方だ。トップ下については、このポジションで理想的にプレーできる選手がいる。それはボナベントゥーラだ。もう一人は本田。彼らにも言えるし、みんなにも言えるが、どのくらいやる気があるか、聞いたことをどのくらいやってくれるか、そのポジションでどのくらい表現できるかによって、戦術が成り立つのか決まる」と語った。

 

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