アトレチコがバルサ撃破でCL逆転4強 MSN不発で連覇の夢消える
ボールはバルサが圧倒的に支配もゴール遠く
そんな中で同36分、均衡を破ったのはアトレチコだった。右サイド高い位置でボールを奪うと、MFサウル・ニゲスが技巧的な左足アウトサイドキックでクロスを送る。これをグリーズマンが頭で合わせると、バルセロナGKテア・シュテーゲンの守るゴールを破って1-0と先制に成功した。
このスコアのままだと敗退となるバルセロナは同41分にメッシ、イニエスタとつなぎ最後はネイマールが右足インフロントで狙ったがGKヤン・オブラクが落ち着いてキャッチ。ボール支配率は72%にも上ったが、さしたる決定機を作れずに前半を終えた。
後半に入ってもアトレチコのパーフェクトな守備陣形が機能し、バルセロナの流動性ある攻撃が見られない。逆に同7分にはアトレチコDFディエゴ・ゴディンのヘディングがふわりとした弧を描いてクロスバーに直撃するなど、ゲームの流れは明らかにホームチームが掌握したかに見えた。
しかし同10分以降、バルセロナの攻撃がトップギアに入る。イニエスタの必殺スラローム・ドリブルからのシュートでリズムを強引に引き寄せると、ルイス・エンリケ監督は同19分にMFイバン・ラキティッチからMFアルダ・トゥラン、DFダニエウ・アウベスからMFセルジ・ロベルトと2枚替えを敢行した。