インザーギ監督が本田のプロ意識の高さを評価 今季好調の要因にも言及
今後は本田の疲労度も考慮して調整してく方針
指揮官が語る本田のコンディションの良さの要因は、1つは開幕前にフィジカル面強化のトレーニングをこなしたこと。そしてもう1つは練習での態度だ。ピッチ上でも集中してプレーし、自宅に帰っても自主トレを敢行しているという。そのプロ意識の高さは、同僚にも見習わせたいというほど、指揮官は信頼を寄せている。
「本田は代表戦で遠くまで旅をしたので、疲労させないようにしないといけない。練習では良かったけれどね」
日本代表戦で2試合フル出場したばかりの本田について指揮官はそうも話し、今後、コンディション調整に注意を払っていく姿勢を示した。
一方で、チームは痛手を負った。イタリア代表FWステファン・エルシャラウィは代表期間中に右足首を負傷。ラツィオ戦で本田に完璧なクロスを供給し、先制点をアシストしたスピードスターは欠場が濃厚だ。
「エルシャラウィについては様子を見る。連れて行けるか考えるが、彼が持続していた素晴らしいプレーのことを考えると、ケガは残念。ステファンが外れても、FWはたくさんいる。みんな100%練習しているので選択は難しい。誰もが一生懸命なので、選手とチームの精神に感謝している。会長も金曜日ごとに来て応援してくれている。我々の基礎はできているが、まだチーム作りの最中だ」
指揮官はそう話し、パルマ戦勝利を見据えていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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