名将カペッロ、大金星で“男泣き”のサウサンプトン監督を口撃 「完全に大げさだった」
ハーゼンヒュットル監督は1-0でリバプールを下し、膝から崩れて涙を流す
サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、現地時間4日に行われたプレミアリーグ第17節でリバプールを1-0で撃破し、試合終了直後に膝から崩れ落ちて涙を流す一幕があった。感涙の男泣きは大きな反響を呼んだが、イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏はこれに「大げさ。一体なぜ泣き始めたんだ?」と疑問を呈していたようだ。
ハーゼンヒュットル監督率いるサウサンプトンは現在プレミアリーグで暫定6位と好調で、上位争いに食い込んでいる。年末から4試合連続未勝利(3分1敗)という状況だったが、迎えた2021年の初戦でリバプールに1-0と辛勝。オーストリア人指揮官にとってはRBライプツィヒ時代も含めて、クロップ監督率いるチームから初勝利ということもあり、試合終了直後にはグラウンドに膝を落として涙を流していた。
感極まったハーゼンヒュットル監督の姿は大きな注目を集めることになったが、イタリアが誇る名将カペッロ氏はこの涙に苦言を呈している。
英紙「デイリー・メール」によると、カペッロ氏はイタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」でこのように語ったという。
「私には理解できない。彼は仕事をしていた。少し感情的になるのはいいが、完全に大げさだった。一体、なぜ泣き始めたんだ?」
これまでACミランやレアル・マドリード、ユベントスなどのメガクラブで実績を残してきたカペッロ氏。冷徹なほどの現実主義者としても知られているだけに、試合に勝利して涙を流したハーゼンヒュットル監督の振る舞いには疑問符を付けざるを得なかったようだ。
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