若き戦術家ディ・フランチェスコと名将リッピが来季有力候補

　2013-14シーズンの途中で解任された現ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督から数え、ここ3シーズンで5人目の監督が指揮を執るという異常事態にあるミラン。今季終了まで契約を残すクラレンス・セードルフ、フィリッポ・インザーギといった解任の憂き目にあったOBの2人に加え、来季終了までの契約だった前任のミハイロビッチ氏、そして新指揮官のブロッキ氏と、4人に監督としての給与を同時に支払うドタバタ劇を繰り広げている。

　果たして、ブロッキ氏はこのテストに合格してミランに平穏な日々をもたらすことができるのか。あるいは、さらなる混乱の序章となり、日本代表FW本田圭佑はミラン移籍後、来季6人目の監督から指導を受けることになるのか。かつて名門の名をほしいままにした凋落のロッソネーリ（赤と黒）の周辺は、シーズン終盤に向けて喧騒を増すばかりだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images