「クボ? 来ると思う」 ヘタフェ会長、久保建英の“獲得間近”を強調「あと数日待つ」
アンヘル・トーレス会長、移籍成立への見解をスペイン紙に言及 「全ては時間の問題」
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、ウナイ・エメリ監督の構想外となり今冬の退団が決定的となっている。ヘタフェへの“再レンタル”が有力視されるなか、同クラブの会長は「我々はあと数日待つことになるだろう」と、久保の獲得へ楽観的な見解をスペイン「マルカ」紙に語っている。
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久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルへ1年間の期限付き移籍。途中出場がメインながら開幕からコンスタントにピッチに立っていたものの、第14節から16節まで3試合連続で出番なし。そして、2021年最初の試合となったレバンテ戦で今季初のメンバー外となった。
すでにこの冬の移籍市場でヘタフェへ再レンタルされると有力視されていたが、ビジャレアルを率いるエメリ監督はレバンテ戦の会見で「2日前にここに残りたいのか、それとも移籍したいのかを尋ねると、彼は移籍を求めていると認めた。プレー機会が少なく、彼はプレーする必要があると考えている」と、久保が移籍を希望していると明かしていた。
冬の移籍市場が解禁され、久保のヘタフェ移籍が間近に迫っていると報道されているなか、ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が「マルカ」紙に対し久保の獲得に言及。「クボ? 来ると思う、数日待つ」と見出しが打たれた記事の中で、「我々はレアル・マドリードに要望し、状況を修正すれば来るだろうし、そうでなければここにいる選手たちでやって行くことになる。問題はないし全ては時間の問題」と、現状を明かした。
今回の移籍成立にあたって、一部報道では金銭的な問題が障害になっていると報じられている。ビジャレアルは昨夏、久保のレンタル移籍でマドリードに250万ユーロ(約3億1000万円)を支払っており、今回の移籍が成立した場合、その一部をヘタフェ側が負担することに対し難色を示しているというものだ。
ただ、トーレス会長は「誰からの足かせもない。書類的な手続きで、三方向での問題。落ち着いて進めて行かなければならない」と、そうした障害がないことを強調。「久保がヘタフェへ到着することになるか」との質問に対しても「そうなると思う。選手が望むのはプレーすることで、少年はとても若い。我々はあと数日待つことになるだろう」と、楽観的な見解を述べていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)