【7日のJ移籍動向】昨季9ゴールの大型FW長沢、“悩んだ”末に大分移籍を決断 浦和退団のマルティノスが仙台へ
仙台で昨季副将も務めた長沢、「まだまだ挑戦したいと思い」移籍を決断
7日も多くの選手の移籍が発表されたなか、J1のベガルタ仙台で大きな動きがあった。2020年シーズンにチームトップの9ゴールを挙げ、17位に沈んだ仙台で気を吐いたFW長沢駿が大分トリニータに完全移籍することが発表された。
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身長192センチの長身ストライカーである長沢は、現在32歳で昨季は仙台で副キャプテンも務めた。序盤戦からチームが低迷するなかでも前線の軸として奮闘し、第27節のガンバ大阪戦(4-0)ではハットトリックを達成して17試合続いた不名誉な未勝利記録をストップさせた。一方、ユアテックスタジアム仙台での最終節で湘南ベルマーレと0-0で引き分け、シーズンのホーム未勝利(0勝7分10敗)が確定すると、涙を見せていた。
そうしたなかで大分からのオファーを受けた長沢だが、仙台を通じて発表されたコメントからは悩んだ末での移籍決断だったことが窺えた。
「昨シーズンはファン、サポーター、スポンサーのみなさんに悲しい思いをさせてしまい、申し訳なく思っています。もちろん、みなさんとともにユアスタのすばらしい雰囲気の中で戦うことも考えました。しかし自分自身、まだまだ挑戦したいと思い、決断しました。とても悩みましたが、僕自身のことを考えて背中を押してくれた強化部の方々にはとても感謝しています。昨年の悔しさは新シーズンのベガルタ仙台の選手たちが必ず払拭してくれるはずです。このクラブの一員としてプレーでき、幸せでした。2年間、本当にたくさんの応援やサポートありがとうございました」
一方、仙台は同日に昨季浦和レッズでプレーしたFWマルティノスの加入内定を発表した。29歳のマルティノスは、2016年に横浜F・マリノスに加入すると、2シーズン目の17年には29試合5得点と活躍。18年から浦和に移籍したものの、思うように出場機会を得られず、昨季限りでの退団が発表されていた。
マルティノスは仙台を通じて「自分のスピードやドリブルを中心としたプレーが、チームの力になると信じています」とコメント。古巣帰還となった手倉森誠監督の下、攻撃の新たなキーマンとして期待が集まる。
【7日発表、その他の主な移籍動向】
■セレッソ大阪
MF 松本泰志([←広島]←福岡/期限付き移籍)
■ヴィッセル神戸
MF 井上潮音(←東京V/完全移籍)
■東京ヴェルディ
MF 富澤清太郎(←SC相模原/完全移籍)
(FOOTBALL ZONE編集部)