全国の舞台で“努力家”が躍動! 愛知の名門ブリンカール穂積春之祐くんが華麗な足技を披露

愛知県の名門ブリンカールFCに所属するFP穂積春之祐くん【画像:Football ZONE web】
愛知県の名門ブリンカールFCに所属するFP穂積春之祐くん【画像:Football ZONE web】

バーモントカップ中止のニュースに失望も、与えられた全国の舞台で活躍

 小学生年代におけるフットサルの最高峰の大会であるバーモントカップ。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響で、バーモントカップの開催が見送られた。それでも、この年代の子供たちにも全国大会を経験させたいという指導者たちの思いから、U-12フットサルチャンピオンズカップ決勝大会が開催された。

 小学生年代、中学生年代に一貫でフットサルを指導している愛知県の名門ブリンカールFCは、自前のコートを会場に提供して、この全国大会をサポートした。そして、見事に準優勝という成績を収めている。

 こうした大会では、子供たちが大きく成長する。今大会でラッキーボーイとなったのは、FP穂積春之祐くんだった。古居俊平監督によれば、この大会までは決して主力ではなかったという。しかし、連続失点を喫した初戦で途中出場して堂々たるプレーを見せた穂積くんは、ブリンカールの選手らしいテクニックに加え、戦う姿勢でもチームを引っ張り、出場時間を延ばしていった。今大会だけを見れば、チームの中心選手と言えるだろう。

 新型コロナウイルスの影響で、普段とは異なる状況にあっても、「公園でシュート、ドリブル、トラップなど、いろいろな自主練をやっていました」という努力家は、バーモントカップの中止が決まった時には「終わったな」と思ったという。それでも、今大会が行われることになり、「全国から強いチームが集まってきているから、楽しいです」と、喜んだ。

 2歳年上のお兄ちゃんがサッカーをやっていたことから、自身もサッカーを始めた穂積くんは、県トレセンのセレクションに数名が抜けた決勝戦でも、懸命に戦った。あと一歩のところで優勝には届かなかったものの、全国の強豪を相手と渡り合えた経験は、大きな自信という財産になったはずだ。

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