U-21日本代表が14日のアジア大会初戦へ“アギーレシステム”で最終調整
クウェート戦に向けて4-3-3で連携を確認
U-21日本代表の手倉森誠監督が14日のアジア大会初戦クウェート戦でアギーレジャパンと同じ4-3-3システムで戦う可能性が高まった。
13日正午から大会の舞台となる仁川近郊の安山市で1時間半の最終調整を実施。メニューはフィジカルトレーニングからミニゲーム、そしてセットプレーの守備の確認となった。
ミニゲームでは主力組は4-3-3システムで連携を確認。これまでの日本代表は各年代でシステムも戦術も異なるという一貫性の欠如が散見した。特にアルベルト・ザッケローニ前監督はDFラインを高く設定し、ポゼッションを高めながら、サイド攻撃をするテーマに4年間挑んだが、ロンドン五輪で関塚隆監督は最終ラインを下げ、名古屋FW永井謙佑のスピードに頼る堅守速攻策を導入するなど、年代ごとに戦術面やシステム面で違いが存在した。
「初戦は勢いに乗れるかが大切になる。自分たちの初戦は、日本選手団の初戦でもある。勝てば士気を高められるし、日本中が乗れるパワーにもなると思う。選手たちには、大会を戦いながら強くなろうと話している。戦い抜いた先に、成長とともに優勝にたどり着ければいい」
そう語った手倉森監督。船出したばかりのアギーレジャパンは2試合を戦ったが、新システムが機能したとは言い難い。だが、公式戦の真剣勝負を戦い抜いていくに連れて連動性や成熟度は高まっていくはず。そのA代表に若いタレントをどれだけ送り出せるか。2016年リオ五輪の先にある2018年ワールドカップロシア大会で戦える新鋭を手倉森監督が育成する。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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