「指揮官の我慢は限界」 ブレーメン大迫の苦境を独メディア分析「冬の移籍が解決策?」
ウニオン・ベルリン戦に先発出場もハーフタイムで交代
シーズン前半を無得点で終え、ここまで期待に見合った活躍を見せられていないブレーメンの日本代表FW大迫勇也について、ドイツ地元メディア「ダイヒシュトゥーベ」が「ユウヤ・オオサコに対するブレーメンの我慢は限界に。冬の移籍が解決策か?」と題した記事を掲載。大迫が指揮官からの信頼を失いつつあり、チーム内で苦しい立場に置かれていると報じている。
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2日に行われた第14節ウニオン・ベルリン戦(0-2)に先発出場した大迫だったが、見せ場を作れずに前半終了時に交代。同メディアは、「ユウヤ・オオサコは、後半も引き続きプレーするに値するようなパフォーマンスを見せなかったので、フロリアン・コーフェルト監督はこの日本人をピッチから退かせた。『これが大迫にとってブレーメンでの最後の試合となったのか?』という重大な疑問が浮かび上がってきた」と、大迫がハーフタイムで交代を命じられた原因が低調なパフォーマンスにあったと分析している。
さらに、攻撃を活性化させるために、大迫同様に中盤でプレーしていたMFロマーノ・シュミットやMFレオナルド・ビッテンコートを下げる選択肢もあったなかで、コーフェルト監督が大迫に途中交代を命じたことは「指揮官の我慢が限界に達していることを表す明確なサインだ」と指摘。さらに、怪我で戦線を離脱していたFWニクラス・フュルクルクやFWダヴィー・ゼルケ、MFミロト・ラシツァの復帰が近いことからポジション争いはますます厳しくなり、その分だけ大迫の立場も一層難しいものになると予想している。
ブレーメンのフランク・バウマンSDは、「本人にも代理人にもそういった話は来ていないようだ」と、先日から現地メディアでも報じられている日本のクラブから大迫へのオファーを否定しているが、同メディアは「冬の移籍マーケットが閉まる今後数週間のうちに、大迫が自分はもはやブレーメンでファーストチョイスの存在ではないと気づけば、移籍を望む気持ちは彼の中でも増すかもしれない」と、今後の状況次第で移籍話が加速する可能性もあるとしている。
昨年末から続く大迫の去就を巡る報道は一向に沈静化する気配がなく、むしろこれからさらに過熱しそうな情勢となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)