堂安律はビーレフェルトの「重要な道しるべ」 攻撃力向上の“キーマン”に独紙が指名
14試合でわずか9ゴール…16位に沈むチームで堂安に期待される役割を独紙が指摘
日本代表MF堂安律の所属するビーレフェルトは、現地時間2日に行われたブンデスリーガ第14節でボルシアMGと対戦し、0-1で敗れた。新年最初のゲームを白星で飾れなかった同クラブについて、現地メディアは攻撃の軸となるべき堂安のパフォーマンスの物足りなさを指摘するとともに、同選手を次節ヘルタ・ベルリン戦のキーマンに指名している。
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ボルシアMG戦での敗戦が今季10敗目となったビーレフェルト。3勝1分10敗の勝ち点10で16位に沈んでいる最大の原因は、得点力不足だ。リーグ戦の総得点は14試合でわずか9ゴールで、ボルシアMG戦でも特に前半はシュート数で2対13と相手に圧倒されたことから、攻撃陣に対する風当たりは日増しに強くなっている。
地元紙「ヴェストファーレン・ブラット」も攻撃の牽引役として期待されている堂安について、「この日は彼にとってベストの日ではなかった。最初の45分間はチームメートとともに姿をくらましていた。後半になって最初に1対1の場面で仕掛けてからは、もう一度勝負に行く勇気に欠けていたように見える。このことはビーレフェルトにとって直ちに重大な問題となり得る。なぜなら、このチームには堂安以外に攻撃面で相手に脅威を与えられる選手がそれほど多くはないからだ」と言及。ビーレフェルト攻撃陣における堂安の重要性を認めつつ、ボルシアMG戦では期待通りの仕事ができていなかったと指摘している。
またチームを率いるウーベ・ノイハウス監督も、「ボルシアMGは、ゲーム序盤から彼らの実力をしっかりと発揮していた。我々は守備の仕事に追われることが多く、前線への活路を見出すことができなかった」と、攻撃面で見せ場を作れなかったことを試合後に認めている。
こうしたことから同紙も、「日曜日(10日)のヘルタ戦で改善されなければならないポイントだ」とビーレフェルト攻撃陣の奮起を促し、そのうえで「堂安がこの問題について重要な道しるべとなるだろう」として、堂安のパフォーマンスがヘルタ・ベルリン戦ではビーレフェルトにとって重要になってくると分析している。
昨年夏にビーレフェルトに加入したばかりの堂安だが、すでに残留争いに巻き込まれているビーレフェルトの浮沈のカギを握る存在と目されているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)