「もうすぐ37歳のわけがない」 長谷部誠、ボランチ起用での充実ぶりに独紙が高評価
レバークーゼン戦でボランチとしてフル出場 同僚のヒンターエッガーやソウも称賛
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、現地時間2日に行われたブンデスリーガ第14節レバークーゼン戦(2-1)でボランチとしてフル出場し、チームの勝利に貢献した。チームメートや現地メディアからは称賛の声が相次いでいる。
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近年は3バックの中央でプレーすることが多くなっていた長谷部だが、レバークーゼン戦ではボランチとして先発し、攻守にわたる活躍を見せた。ドイツ紙「ビルト」は、チーム最高タイとなる評価点2.0(1が最高点、6が最低点)を長谷部に与え、寸評でも称えている。
「ボランチの位置でプレーし、センセーショナルなパフォーマンスを見せた。彼のボールロストが1失点目につながってしまったが、それはほとんどなかったミスのほんの一つに過ぎない。それ以外の部分ではボールをしっかりと扱い、賢いプレーを見せていた。彼はもうすぐ37歳? そんなことは絶対にない!」
また、長谷部に代わって3バックの中央でプレーしたオーストリア代表DFマーティン・ヒンターエッガーは、「インテリジェンスと選手としてのクオリティーを生かして、ボランチのポジションで良いプレーをしていたと思う。ボールを闇雲に蹴るのではなく、しっかりと味方に渡していた」と長谷部が質の高いパフォーマンスを披露したとコメント。ボランチでコンビを組んだスイス代表MFジブリル・ソウも、「マコトの横でプレーするのは簡単だよ。彼はもうブンデスリーガで1000試合ぐらいプレーしているように見える。彼にはすごく助けてもらった」とその存在感の大きさを認めている。
1月18日に37歳の誕生日を迎える長谷部だが、フランクフルト地元紙「Hessenschau」も、ブレーメンやカイザースラウテルンでブンデスリーガ優勝計3回、さらに2004年の欧州選手権(EURO)ではギリシャ代表を率いて優勝を達成したドイツサッカー界の名将の言葉を引用しながら、長谷部が年齢による衰えをまったく感じさせないパフォーマンスについて触れている。
「現在の長谷部のパフォーマンスを見れば、彼がもう一度フランクフルトとの契約を延長したとしても、それは驚くべきことではない。オットー・レーハーゲルは『若い選手、年老いた選手というのはいない。いるのは良い選手と悪い選手だけだ』と言ったが、今の長谷部はその言葉の最も良い例だ」
37歳となった後も、長谷部は安定したパフォーマンスを見せてくれそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)