「どこへ行く!?」 リバプールGK、失点危機招く“25m飛び出し”に海外騒然「なんて危険!」

リバプールの守護神として活躍するGKアリソン・ベッカー【写真:Getty Images】
リバプールの守護神として活躍するGKアリソン・ベッカー【写真:Getty Images】

サウサンプトンに0-1敗戦、守護神アリソンが終盤に軽率な飛び出しで2失点目の危機招く

 日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは現地時間4日、プレミアリーグ第17節でサウサンプトンと敵地で対戦し0-1で敗れた。開始早々の失点が重くのしかかり今季2敗目を喫したなか、終盤にリバプールのブラジル代表GKアリソンがペナルティーエリア外に飛び出し大ピンチを招いたシーンに海外メディアが注目している。

 リバプールは12月19日の第14節クリスタル・パレス戦で南野がプレミア初ゴールをマークするなど7-0と大勝したが、その後の年末の連戦では失速し、2試合連続ドローで年明け初戦のサウサンプトン戦を迎えた。だが昨季王者は、この試合でも苦戦を強いられる。前半2分、FKから最終ラインの背後を取られて相手FWダニー・イングスに先制点を決められた。

 1点のビハインドとなるなか、エジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノらがゴールに迫るものの、どうしても得点が奪えない。残り時間が少なくなりチーム全体が前掛かりになるなか、後半39分にピンチを迎える。

 敵陣でボールを失うと、リバプールの浅い最終ラインの左サイド裏へロングパスを通され、そこにサウサンプトンのDFヤン・ヴァレリーがフリーで抜け出した。危険を察知したアリソンは、迷わずにペナルティーエリアを飛び出したが、ボールは思ったほど転がらずにヴァレリーが一歩早く右足でシュート。ボールはゴールから25メートルほど離れた位置に飛び出したアリソンの股下を抜けてゴールへ。リバプールにとっては絶体絶命の状況だったが、シュートはやや勢いがなく帰陣したMFジョーダン・ヘンダーソンがゴールライン手前で追いつきクリアした。

 決定的な2失点目を辛くも逃れたリバプールだったが、このシーンに海外メディアも注目している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」公式ツイッターが「アリソンはどこへ行く!?」と伝えれば、スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版も「どこに行ったんだ、アリソン? サウサンプトンがゴールキーパーの判断ミスにより2点目に近づいたが、ヘンダーソンがライン上で防いだ」と、アリソンのプレーによって危機的状況を迎えていたと指摘。また「ESPN」ブラジル版公式ツイッターも「なんて危険なんだ!」と、名手らしからぬプレーに驚きを示していた。

 これで3試合未勝利となったリバプール。わずか1得点と攻撃陣が沈黙しているなか、南野も3戦連続で出番なしという苦境に陥っている。チームとして悪い流れを断ち切るためにも、8日に行われるFAカップのアストン・ビラ戦は重要な試合になりそうだ。

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