監督交代でミラン本田は4-3-3右ウイング起用へ 主将外しの大ナタで新鋭がレギュラー入りか
本田により求められる得点への関与
システムは4-3-3システムになる見込みだという。GKは17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマ、4バックは右から本田と絶妙な連携を誇るDFイニャツィオ・アバーテ、アレックス、アレッシオ・ロマニョーリ、ルカ・アントネッリで変わらず。3ボランチは右からスロバキア代表ユライ・クツカ、中央には18歳のイタリア人司令塔、マヌエル・ロカテッリが大抜擢されると予想。左にはアンドレア・ベルトラッチが入り、主将のリッカルド・モントリーボはスタメンから外れると大胆な予想がされている。
3トップは右から本田、コロンビア代表FWカルロス・バッカ、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが入ると予想されている。
この4-3-3システムは昨年10月17日の第8節トリノ戦からミハイロビッチ監督が導入していた。局面打開力とスピードに欠ける本田は先発から外され、ジェノアに放出されたアレッシオ・チェルチという本職のウインガーが右ウイングに入っていた。また、その当時の本田の低評価には攻撃時にゴールに絡む仕事が少ないことが常に指摘されてきた。3トップの一角に入る以上は、得点へ関与するプレーが強く求められることになる。
本田は攻守に安定感を増す4-4-2システムにシフト後、昨年12月のフロジノーネ戦から公式戦17試合先発出場を果たしていた。“鬼軍曹”と呼ばれた指揮官から適正なしと判断された右ウイングで、ブロッキ新監督の指導の下、本田は輝きを放つことができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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