高校選手権ベスト4決定! 青森山田など3チームが前年と同じ“珍事”…山梨学院は堅守で11年ぶり4強

全国高校サッカー選手権準決勝の結果【画像:Football Zone web】
全国高校サッカー選手権準決勝の結果【画像:Football Zone web】

矢板中央と帝京長岡は2年連続の準決勝へ、昌平と“名門”市立船橋は反撃及ばず8強で涙

 第99回全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃った。その顔触れは、前回大会と3チームが同じという珍事になった。

 フクダ電子アリーナの第1試合では、3試合連続で複数得点の昌平(埼玉)と3試合でわずか1失点の山梨学院(山梨)が激突。前半7分に山梨学院が先制すると、その堅守は昌平の攻撃力を上回ってそのまま1-0で逃げ切り、優勝した第88回大会以来の準決勝行きを決めた。

 駒沢陸上競技場の第1試合では、前回大会ベスト4の矢板中央(栃木)と優勝経験を持つ富山第一(富山)が対戦。ここまで2試合連続でPK戦を制して厳しい勝ち上がりだった矢板中央だが、後半の2得点で2-0の快勝を収めて勝ち上がった。

 5回の優勝経験を持つ市立船橋(千葉)と、前回大会でベスト4の帝京長岡(新潟)が激突したフクダ電子アリーナの第2試合は、前半から帝京長岡が優勢にゲームを進めると2ゴールを奪取。試合終了間際に市立船橋が1点を返したものの、帝京長岡が2-1で競り勝って2年連続の準決勝進出を決めた。

 前回大会で準優勝の青森山田(青森)は、29年ぶり出場の堀越(東京A)と駒沢陸上競技場の第2試合で対戦。前半からセットプレーが猛威を振るって4点を奪うと、後半は無得点ながら控えメンバーも数多く送り込んでの完封で勝ち進んだ。

 この結果、前回大会で優勝した静岡学園(静岡)はすでに静岡県予選で姿を消しているものの、それ以外の4強へ進出した3チームがすべて2年連続の準決勝進出となった。そこに優勝経験校の山梨学院を交えた激闘は、9日に準決勝、11日に決勝が埼玉スタジアムで予定されている。

 準々決勝の試合結果は以下のとおり。

山梨学院(山梨) 1-0 昌平(埼玉)
矢板中央(栃木) 2-0 富山第一(富山)
市立船橋(千葉) 1-2 帝京長岡(新潟)
堀越(東京A) 0-4 青森山田(青森)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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