W杯アジア最終予選、日本と対戦5カ国の相性は? 最強のライバル豪州だが近年は”お得意様”
不気味な中東3カ国 サウジとUAEには直近5試合で2敗
12日に2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の組み合わせ抽選会が行われ、日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同じB組に入った。近年の国際大会で何度も顔を合わせているオーストラリア、そして中東の難敵が揃う組分けとなったが、ここでは通算対戦成績と直近5試合の対戦データを紐解いてみた。
W杯予選などの公式戦と国際親善試合の結果を同列で語ることには少し無理もあるが、通算対戦成績で見る限り、日本は同居した全5カ国に対して勝ち越している。最終予選という舞台だけに、不気味なチームが並んでいるものの、現在の日本代表に苦手意識はそれほどなさそうだ。
最大のライバルと目されるオーストラリアとは、21世紀に入ってから11回も対戦している。2006年ドイツW杯グループリーグ初戦では、終了間際の連続失点で1-3とショッキングな逆転負けを喫したが、ここ5戦は3勝2分と負けなしだ。選手たちには一昨年、ハビエル・アギーレ前監督のもとで勝利したイメージもあるだろう。
一方で気になるのは中東の3カ国だ。サウジアラビアとUAEには、ここ5試合で2敗を喫している。特にUAEは昨年1月に行われたアジアカップ準々決勝でPK戦の末に敗れたのが記憶に新しい。また、前回ブラジル大会の予選に続いて対戦するイラクにはここ5戦全勝とはいえ、育成年代の躍進が目覚ましく侮れない存在となっている。
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