アジア大会の注目はリオ五輪のエース候補・野津田 世界に通じる左足とその肉体を築き上げた“長友流”体幹トレ

 

左足から繰り出す強烈ミドル

 

 韓国・仁川で行われるアジア大会に臨むU-21日本代表で2016年リオデジャネイロ五輪のエース候補として期待を集めているのは広島MF野津田岳人だ。

「ドタバタもあったけど、問題はない。モチベーション高くやれています。アジアの舞台は何があるかわからないし、ある程度予測もしている。ポジティブにやることが大切。最善の準備をしていきたい」

 12日午後に韓国到着後、初の練習を終えたレフティーは冷静に語った。羽田空港からのフライト出発が2時間40分も遅れ、リオ五輪に向けた第一歩でしばし足止めを食らった感のあるチームだが、野津田は動じなかった。

 今やJリーグ2連覇を果たした広島の中核。今季開幕前のゼロックススーパーカップ横浜M戦でもゴールを決めた新鋭は壮行試合でも圧巻のパフォーマンスを見せている。9月7日のナビスコ杯準々決勝浦和との第2戦の前半39分、ゴール中央から強烈なドライブ回転のかかったミドルシュートを突き刺した。2-2ドローながらアウエーゴールにより、広島の準決勝進出の立役者となっている。

 左足の強烈無比な一発はすでにワールドクラスと呼んでもいいかもしれない。規格外の武器を習得できた理由は広島ユース時代、あるプロトレーナーとの出会いがあったという。

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