「イ・ガンインはいない、久保はいる」 韓国メディア、UEFA選定”若手有望株50人”の明暗に嘆き節
21年に飛躍する可能性がある「若手有望株50人」に久保選出、イ・ガンインは選外に
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間2日のリーガ・エスパニョーラ第17節レバンテ戦(2-1)で今季初のベンチ外となった。ウナイ・エメリ監督の構想外となり今冬の退団が決定的となっているなか、UEFA(欧州サッカー連盟)が選出した「若手有望株50人」に選出されたことについて、韓国メディアが母国代表MFイ・ガンイン(バレンシア)と比較する形で言及している。
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スペイン2年目の久保は、今季保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージ5試合に先発し1得点3アシストの成績を残した一方、リーグ戦では13試合でピッチに立ってきたが、先発出場はわずか2回でノーゴールノーアシストに。第14節オサスナ戦(3-1)では今季初めて出場機会が巡って来ず、21年最初の試合となったレバンテ戦で今季初のメンバー外となった。
ビジャレアルでの出番が減ったことで今冬の移籍が囁かれていたなか、ウナイ・エメリ監督はレバンテ戦後に久保自身が移籍を希望していることを明言。冬の移籍市場は今月4日から解禁され、新天地の有力候補とされるヘタフェを軸に、去就が注目されている。
そうしたなか、久保はUEFAの21年に飛躍する可能性がある「若手有望株50人」に選出。久保のほか、スペイン人MFペドリ(バルセロナ/18歳)、U-21イングランド代表MFカーティス・ジョーンズ(リバプール/19歳)、U-17イングランド代表MFジュード・ベリンガム(ドルトムント/17歳)、U-20ドイツ代表FWユスファ・ムココ(ドルトムント/16歳)らが名を連ねている。
一方、この50人の中に韓国代表MFイ・ガンイン(バレンシア)は選ばれておらず、韓国メディア「韓経ドットコム」は「イ・ガンインはいない、久保はいる…UEFAが選ぶ2021年の展望50選」と見出しを打ち言及。記事では「UEFAは2021年に輝く50人を選出した。韓国期待のイ・ガンインは無視された。その一方で、日本の久保建英が指名されている」と、明暗が分かれたことを指摘し、チームの成績不振と選手自身が出番を減らしている現状から、「姿を消してしまったようだ」と見解を綴った。
(FOOTBALL ZONE編集部)