高校選手権ベスト8決定! “優勝候補”青森山田、昌平が快勝…“名門”東福岡は涙のPK戦敗退
市立船橋も3-0快勝、堀越は初の準々決勝進出
第99回全国高校サッカー選手権は3日に首都圏4会場で3回戦の試合を開催。ベスト16の激戦を勝ち抜き、準々決勝に進出した8チームが出揃った。
浦和駒場スタジアムの第1試合は、優勝候補の声も上がる地元・埼玉の昌平が初出場の創成館(長崎)から前半だけで3得点を奪い、3-0の快勝。鹿島アントラーズに加入内定のMF須藤直輝とMF小川優介は、揃って今大会の初ゴールを決めた。
第2試合では昨年に静岡学園が全国を制した静岡から、激戦を勝ち抜いて出場した藤枝明誠と優勝経験を持つ山梨学院(山梨)が激突。前半に1点ずつを取り合った試合はPK戦へもつれ込み、7-6で山梨学院が勝利した。
フクダ電子アリーナの第1試合は、5回の優勝経験を持つ名門、市立船橋(千葉)が仙台育英(宮城)と激突。0-0で折り返した後半に市立船橋が3得点を挙げて、3-0の快勝を収めた。
第2試合は前回大会でベスト4に進出した帝京長岡(新潟)が神戸弘陵学園(兵庫)と対戦。神戸弘陵学園が前半8分に1点を先制したものの、帝京長岡は前半のうちに追いつくと後半に2得点して突き放し、3-1で勝利した。
等々力陸上競技場の第1試合は、優勝経験のある富山第一(富山)が神村学園(鹿児島)と対戦。0-0のまま進んだ試合は、残り10分になろうかというところで富山第一が決勝ゴールを奪って1-0と勝利した。
前回大会ベスト4の矢板中央(栃木)と3回の優勝経験を持つ東福岡(福岡)の激突となった第2試合は、0-0のままPK戦へ突入。前日の2回戦から連日のPK戦となった矢板中央が3-1で制し、4年連続で8強への切符を手にした。
駒沢陸上競技場の第1試合では29大会ぶりの出場となった堀越(東京A)が丸岡(福井)と対戦。前半に先制した堀越は、後半終了間際の追加点で突き放して2-0の勝利を収め、初のベスト8進出となった。
前回大会で準優勝の青森山田(青森)と帝京大可児(岐阜)が対戦した第2試合では、ロングスローから3得点を奪った青森山田が4-2で勝利。2大会ぶり3回目の優勝に向けて3年連続の準々決勝へと進んだ。
ベスト8は休養日を経て5日に、3回戦の同会場で勝ち上がったチーム同士が対戦する。フクダ電子アリーナと駒沢陸上競技場でそれぞれ2試合が行われ、埼玉スタジアムで開催される準決勝進出4チームが決定する。
3回戦の試合結果は以下のとおり。
昌平(埼玉) 3-0 創成館(長崎)
仙台育英(宮城) 0-3 市立船橋(千葉)
神村学園(鹿児島) 0-1 富山第一(富山)
堀越(東京A) 2-0 丸岡(福井)
藤枝明誠(静岡) 1-1(PK6-7) 山梨学院(山梨)
神戸弘陵学園(兵庫) 1-3 帝京長岡(新潟)
矢板中央(栃木) 0-0(PK3-1) 東福岡(福岡)
帝京大可児(岐阜) 2-4 青森山田(青森)