「とてつもない」 独代表MFの“反転股抜きトラップ→ヒール弾”を海外称賛「真の魔法」
レバークーゼンMFアミリ、2021年初戦で華麗な連続美技から先制点を叩き込む
ブンデスリーガは現地時間2日に第14節が行われ、元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトはレバークーゼンに2-1で勝利した。2021年の戦いが幕を開けたなか、この試合でレバークーゼンのドイツ代表MFナディーム・アミリが決めた技ありの一撃が海外メディアで話題を呼んでいる。
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例年ドイツのブンデスリーガは1月中旬頃までウインターブレイクとなり、この時期は各クラブがキャンプを張っているが、今季は新型コロナウイルスの影響により開幕が遅くなったため、1月2日からリーグ戦が再開された。2021年初戦にフランクフルトの長谷部と鎌田は揃って先発出場。鎌田は自らのクロスから相手のオウンゴールを誘う形で決勝点を演出しており、2-1の勝利に貢献している。
もっとも試合後に海外メディアで話題となっているのは、敗れたレバークーゼンのMFアミリが決めた先制点のシーンだ。
前半9分、敵陣中央でパスを受けたアミリが前を向くと、右斜め前方に位置した17歳MFフロリアン・ヴィルツへパスを送り、ペナルティーエリアに向かってダッシュ。ボールを受けたヴィルツは中に運びながら時間を作り、縦へ抜けたアミリに向かって左足で浮き球スルーパスを送った。ボールは相手3人の間をすり抜けるようにしてアミリの足下へ渡ると、ドイツ代表MFは右回りで反転しながら右足でトラップ。背後にいた相手DFエリック・ドゥルムを股抜きする形となり完全に置き去りにすると、右に流れながら飛び出してきたGKケビン・トラップをかわし、次の瞬間、右足バックヒールでシュート。ボールはトラップの股下を抜け、ゴールに吸い込まれた。
この一撃に海外メディアも反応。衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版が「真の魔法。24歳は素晴らしいヒール弾を決めた」と伝えれば、フランス紙「レキップ」も「崇高なヒール」と称賛。またイタリアメディア「Sport Fair」も、「とてつもないゴール」「クレイジーなヒール弾」と報じている。
試合には敗れたものの、新年最初のゲームで美技を見せたアミリ。上位争いを繰り広げているレバークーゼンの攻撃の軸として、さらなる活躍に注目が集まる。