青森山田、“ロングスロー攻勢”で鮮やかに逆転! 帝京大可児を4-2撃破、3年連続の8強進出
帝京大可児に先制許すも、ロングスローから3連続ゴール
第99回全国高校サッカー選手権は3日に首都圏4会場で16強が激突し、駒沢陸上競技場の第2試合で前回準優勝の青森山田(青森)が、ロングスロー攻勢で帝京大可児(岐阜)を4-2で下した。
青森山田は大会初戦となった2日の2回戦で広島皆実(広島)を相手に2-0で勝利。浦和レッズ内定のDF藤原優大が主将を務め、2年生「10番」のMF松木玖生が中心選手として注目される。一方の帝京大可児は、大会前に卒業後の湘南ベルマーレ入りが内定した2年生MF鈴木淳之介が注目選手で、1回戦と2回戦をそれぞれ2点差で勝ち上がってきた。
両者が激突したゲームは、帝京大可児が先制点を奪った。前半7分、右サイドハーフのMF三品直哉がショートカウンターからボールを受けると、ニアサイドに丁寧なシュートを流し込んで先制に成功した。
しかし、ここから青森山田のDF内田陽介によるロングスローが猛威を振るった。まずは同13分、ロングスローをゴール前のニアサイドで藤原が難易度の高いバックヘッドで流しこんで1-1の同点。さらに同39分にはロングスローのこぼれ球を松木が蹴り込んで、青森山田が2-1と逆転して前半を終えた。
さらに後半20分、DF秋元琉星がまたしてもロングスローのこぼれ球からのゴールで3-1と青森山田がリードした。それでも反撃に出る帝京大可児は2分後、左サイドからのスピードある攻撃でMF大森涼が蹴り込んで1点差に詰め寄った。
接戦となったゲームだったが、青森山田は残り5分で獲得したPKを藤原が蹴り込んで4-2とリードを広げ、3年連続のベスト8進出。2016年度、18年度に続く3回目の全国制覇に向け、5日の準々決勝では堀越(東京A)と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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